ブッシュ
スズキ ZZ(ジーツー)
「セルボタンでエンジンが始動できない」 という修理をしました。

赤丸内がブッシュという部品です。

セルモーターからの動力をクランクシャフトに伝達する、スターティングモーターピニオンASSY奥のブッシュが紛失していたのが今回の原因でした。
ドライブプーリー等が交換されていた形跡があったので、その時にでも失くしたのでしょう。

ケース内を軽く清掃し、ブッシュをブシュッと装着。


セルモーターは、正常に機能するようになりました。


ここ最近の暑さのせいでボンドが溶け出したのか、グリップがクルックル回っていました。
グリップが固定されていないと、まともなハンドル操作は不可能です。
新品グリップに交換すると、グリップひとつでこうも変わるのかというほど劇的に変化します。
人間の手って繊細に出来ているものなんですね~。

一般的にハンドル外径が22.2mmのものが多い中、この車両は19mmを使用しています。
グリップ購入の際には気を付けましょう!

PS. 1インチバーと言って、さらに太い外径25.4mmのパイプを使っている車両もあります。
その代表格はハーレー・ダビッドソンですが、一部国産アメリカンなどにも採用されています。
確か、ジョーカーというホンダの原付スクーターにも使われていました。
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